経済学は学問ではなく宗教

社会を分析する能力(経済を理解するのに必要な資質)を持っていると、皮肉なことに経済学は学問ではなく宗教であると理解できます。
経済学という社会を見渡すと、教祖がいて、経典があって、いろんな宗派がある。宗教間での争いもよく見られますが、どちらも正しくないので永遠に決着がつかない。
これは宗教の社会ととてもよく似ていますね。

経済学を研究している多くの人は、理論を打ち立てて実証しようと努力していますが、そもそも経済学は科学ではないので理論的に説明するのは不可能であり、実証もする必要はありません。できないことは無理であって、それ以上のものにはなりません。

ちなみに宗教だから悪いとか間違っているというわけではなく、経済は宗教的にしか説明できないので、経済学は宗教であってこれが正しい姿なのです。

経済学が科学ではない証明

経済活動は人間が行うものです。
経済を論理的に説明するならば、まず人間を論理的に説明する必要があります。
それは無理なので、経済は論理的には説明できないのです。

※人間を論理的に説明できるとは、例えば自分自身をプログラミング言語で記述して、全ての入力に対して正しい出力が得られるということです